２０１９年１２月３日３時２２分、木星が射手座から山羊座に入り

２０２０年１２月１９日まで滞在します。

木星は太陽系惑星の中で一番大きな星で、大神ゼウス（ジュピター）が支配します。

占星術では「増やす」「拡大」「発展」させる星で「吉星」「幸運の星」とも言われ、１２年の周期で同じサイン（星座）に戻ってきます。

よく占いで「今年は１２年に１度のラッキーイヤーです♡」というのは、木星が太陽星座の入るサインに滞在しますよという意味なのです。

ですので、はい！おめでとうございます！！

山羊座のかた１２年に１度のラッキーイヤーです！！！笑

しかも！！「占星術＆顔タイプ診断コラボセミナー開催！のお知らせ」でもご紹介しておりましたが

２００８年１１月より冥王星、２０１７年末より土星も山羊座に滞在しているため、宇宙の重鎮大惑星が３星揃うという稀有な星の配置となるのです。

なので・・・実は、手放しでおめでとうございます！！！とは言えない１年でもあるのです。

冥王星は「破壊と再生」「変容」の星、土星は「制限や試練」を与え成長を促します。

「幸運と楽観」の星、木星がやってくるとはいえ、呑気に「やったぜー！！ヒャッホウ！！」

とは喜んでばかりもいられない側面もあります。

木星の「拡大」の作用も、良いことも悪いことも区別なく拡大させる作用がありますので、ある種注意も必要なのです。

トリプルグレートコンジャンクションと呼ばれているこの配置は未知の領域。

冥王星も土星も木星も、「社会」に対して変容をもたらす星。

マクロのことはミクロでもおこる。地球に生きている限り私達もその影響を受けます。

木星はおおよそ１年、土星はおおよそ３０年、冥王星はおおよそ２５０年周期、人間の寿命を考えれば、土星のこの先３０年のスパンでの布石となる１年となるでしょう。

（おっと白魔女は８００年超えでしたｗしつこいｗ）

木星が以前山羊座に滞在したのは１２年前。２００７年１２月～の１年くらい。

その時期に起こったことを思い出してみましょう。

人は成長いたしますので、まったく同じではありませんが、なんとなくリンクする部分はあるかと思われます。

（ただ、現在のそのかたの心の状態にもよりますが・・・。）

木星の入る山羊座は活動宮、「地のエレメント」で土星がルーラー（支配星）、土星はギリシア神話では時間と歴史を司るクロノスという神が割当られていて、制限や限界を司り試練を通じて強い自分を作るための力を与えてくれます。ということは、土星は現在マイホーム山羊座にご帰還中ですこぶるご満悦（スーパーパワー発揮中ｗ）

２００８年に冥王星が陰ながらジリジリと変容してきたものが、土星も入った２０１７年１２月末頃より一気に表に出てヒートアップ。ビシビシスパルタ采配を奮って、膿出し、いらないもの、余分なもの正しくないものを根こそぎあぶり出し、叩き切っております。笑

特に「山羊座」の管轄するもので「政治」「国」「組織」「社会」「培われてきた常識」「上下関係」「保守的なもの」「家父長制度」「伝統」など

これらのあり方が破壊され変容に向かっています。すでに崩壊寸前のものもありますよね。

山羊座の管轄は「日本」「皇室」も示唆しますので、冥王星と土星が入っているこの年に「令和の御代替わり」が執り行われたのも感慨深いものがあります。

おそらくは今後の皇室のあり方、懸念されている女性宮家の創設や女系天皇論も、風の時代には意識も変化していくでしょう。

この木星山羊座期の星の集中は、次の水瓶座期（こちらも木星と土星が同座するグレートコンジャンクションなのです）の「風の時代」に向けて「地の時代」の価値観が終焉に向かっていく最終章となるのです。

（冥王星が山羊座を抜けるのは２０２４年頃なので、風の時代はその頃からスタート）

そして終焉を迎えたあとに、迫りくる「風の時代」を生き抜くための、新しい価値観や常識が生まれ作り直されるイメージです。

終焉というと、先日、中曽根康弘元首相がお亡くなりになられました。

老衰による享年１０１歳の大往生。ご冥福をお祈りいたします。

政界の重鎮、保守自由民主党の長きに渡るドン。同じく重鎮昭和のカリスマ政治家田中角栄元首相と同時代を生き、２０世紀最後の長期政権を築いた首相。

政界の重鎮やドンというと、なんだか「山羊座冥王星」のイメージとリンクします。

中曽根元首相は太陽双子座で風のエレメント（風見鶏と揶揄されましたが双子座っぽいｗ）

田中角栄元首相は太陽牡牛座で地のエレメント（金権政治を生んだのが牡牛座っぽい、しかも巨額が集まるしｗ）お二人は同い年だそうです。

風と地で性質的に、政治に対する考え方や向かいかたであったり、執着するものに多少の違いはありますが、戦争を経験し昭和という激動の時代の日本のリーダーとして、政治の基盤を作り支えてきたお二人。

昭和平成と善きにつけ悪しきにつけ、脈々とつづいてきた旧態依然とした派閥、政治手法や政治家としてのあり方も、いよいよ終焉を迎えるのだろうな、と感じてしまいました。

というか、変わらなければ日本は「風の時代」にダメになります。いやもうすでにどうかなと思うところもあるけれども・・・。

安倍首相の「桜を見る会」問題でごちゃごちゃ揉めてないで、もっと他に今話しあうべきこと、決めるべきことがあるでしょう。という話なのですｗ

来年の東京オリンピックすぐですよー。令和の御代になったんですよー。

話がそれました。

「地の時代」は「物質」を「所有すること」に重きをおいた時代で、「数字」や「形」などの現実として目に見えるもの、お金や家や土地、建物などもそうですね。いわゆる「箱」の必要性がこの先はどんどんなくなっていくでしょう。

「風の時代」は「センス」や「感覚」を大事にする、「物質」を持つことより「シェア」すること、「ハーモニー」をよしとし（おっとここでも令和キーワード、ビューティフルハーモニー）もっと軽やかなものを求めるようになっていきます。

時流を掴むセンスのある箱物は残るかも。

実際にもうその動きは始まっていて、SNSの発達にキャッシュレス社会の加速化、カーシェアリングにクローゼットのシェア、テレビにしてもインターネットで事足ります。本も新聞もネットで読めますしね。仕事もノマドワーカーが増えたり、シェアオフィスとかもあるわけです。

土地も家もお墓も「物質」としてあるからいろいろと揉めたり悩むわけで・・・。

PCや携帯があれば、なにも持たずに生活することも可能になるようなイメージです。

まあ、旅の移動に関しては「どこでもドア」が発明されない限りは箱物必要ですよね。

ですので、最低限必要な箱物はやはり残るでしょう。風のセンスに見合うような美しいものが残されそうです。（美しいものが残って欲しいという希望的観測）

そのうち出かけて直接人と会うことも少なくなり、繋がりも希薄になるような気がいたしますね。どうも薄っぺらい感じをイメージしてしまうのは、私が昭和生まれだからかもしれません。笑

ですが、やはり人を会せずにはなにも生まれないわけで、日々の物にしてもなににしても

必ず生きている人の手や力がどこかで必要となるわけです。

風はコミュニケーションも意味しますので、今後はよりコミュニケーション能力が問われ横の繋がりが必要とされていくでしょう。これまでの地の縦軸から風の横軸へ。

コミュニケーションの取り方もより進化し変化するような気がしますが、どこへ向かっていくのかは文明の進歩が早すぎて予測不能。

そのために、この木星山羊座期のトリプルグレートコンジャンクションは、これまでの時代の常識や価値観をもう一度見直し、自分にとって「本当に必要なもの」「本当に幸せを感じられるもの」を常識でも価値観でも取捨選択する１年となりそうです。

次の時代に「残すもの」と「捨てていくもの」がはっきりと分かれそうな気配です。

ここで大事になるのが「軸」、自分の中にブレない軸を持つことが取捨選択する上でのキーポイントとなりそう。

どんな風に選べば良いかわからないというかたは、ご自身の「直観」を大事にしてみくださいね。直観は潜在意識からのメッセージですので。

ちなみにこの１年の変化というわけではなく、風の時代への移行はこの先数年に渡って続きます。山羊座に惑星が集中する２０２０年が一つの節目、境目のようなイメージです。

でも恐れないで。間違ったらやり直せばいい。ただそれだけのこと。先はまだ長いですので。笑

ただ、宇宙の変容ボーナスビッグチャンスの恩恵にあやかれる１年でもありますので、変容希望のかたこの機会をぜひ利用いたしましょう♡

ここまで読んできて、私「山羊座じゃないし！関係ないわ！山羊座の人ばっかりずるい！」

とお思いのかた油断大敵！！侮るなかれ！！

太陽星座もしくは月星座が山羊座のかたが影響力大とはなりますが、白魔女的にはアセンダント山羊座のかたもかな。

ネイタルホロスコープ１０天体に山羊座の惑星をお持ちのかたは、なにかしらの影響を受けると予想されます。

山羊座色が多ければ多いほど影響は強いでしょうね。しかも惑星が位置するハウスによっても影響が変わります。

惑星が入っていなくても、全てのかたがネイタルホロスコープに山羊座はありますので

なにかしらの影響はあるのですよ。

ちなみに、山羊座のトリプルグレートコンジャンクションがどのハウスで起こるかで

どのような領域で変容が起こるのか予測可能です。

えー！！？？どうしよう？？私の場合は？？？どうなっちゃうの？？？の皆様

この機会にホロスコープ鑑定を受けてみてくださいね♡笑

木星の星読み