蠍座で水星の逆行スタート
2019年11月1日~11月21日まで蠍座での水星の逆行。
蠍座の27度から11度くらいまで戻ります。
今日から11月ですね。
毎月1日は何事も新たな気持で始められるスタート、仕切り直しの日でもあります。
水星の逆行は年に3回ほどありまして、2019年12月3日に木星が山羊座に移る前の最後の逆行となります。
そういえば、今日は月も山羊座にありますね。
木星が山羊座入りする際のアセンダントも蠍座ですので、この逆行期間は木星山羊座期をより良く過ごすための最終チェック的な見直し期間ともいえます。
水星は10月3日に蠍座入りし、今日から逆行開始、11月21日に順行に切り替わり
12月9日に射手座入りします。普段水星は3週間くらいで次のサインに移動しますので
2ヶ月以上の蠍座滞在は通常より長期滞在。このイレギュラーな動きも2020年、2021年の時代の転換期に向けての必要な動きなのでしょう。
水星は思考も司りますので、この2ヶ月間は蠍座的、逆行が影響する「過去」や「すでに終わってしまったこと」への思いであったり、自分の中で無意識にずっと抑え込んでいた隠された思い「本音・本質」を見返す思考や出来事が多いかもしれません。(まだ継続中ですね。)
水星の逆行は、「情報」「通信」「交通」「コミュニケーション」などに弊害があるともいわれますが・・・
例えば、メールの誤送信とか返事がなかなか来ないとか、携帯やPCが壊れたり、思わぬ交通トラブルで遅刻してしまったりとか。
ですが、蠍座での水星は水星にとっては親和性が高い組みわせではなく、威力を発揮しにくい組み合わせでもあります。要は水星にとっては「居心地がちょっと悪い」んですね。
ですので上記のトラブルよりは、蠍座的な「心の内」「本音」「本心」の見直し。
自分にとって「魂レベル」で必要なものはなんなのか的な問いかけや出来事が多くなるかと思います。
蠍座のルーラーは「破壊と再生」の冥王星ですので、「徹底的な」見直し。
仕事、人間関係、恋愛とかもろもろのご縁を「本当に自分が必要とするもの」に向かって改めて振り返る期間となりそうです。というよりも、未来に必要としないものは削ぎ落とされてゆく感じでしょうか。ですが、それは今後の成長のために必要なこと。
この時期に壊れ離れていくものは、これからの自分にとってはもう必要のないものと、心の痛みや一抹の寂しさはあるかもしれませんが、未練や執着を捨てる勇気が必要かもしれません。
削ぎ落とし後に残っているものは、これからの自分にとって本来必要なもの。
また新しい価値を持ちさらに深みを増し見直す。ということもあるかもしれません。
逆行や順行は入った時、戻る時が一番パワーや影響力を発揮するといわれています。
(動きが遅い惑星の逆行の場合影響が数週間に及ぶことも)
ですので、蠍座の新月を過ぎた辺りから水星逆行の影響は徐々に始まっていたのかなと。
惑星の動きとリンクして今日気になったニュースは「大学入試の英語民間試験の導入延期」
「教育」も水星の管轄でして、明日金星が射手座に入ることを考えると射手座の管轄の「英語」「大学の高等教育」という部分で「延期」という逆行の影響なのかなと。
そして、「東京オリンピックのマラソン競技の札幌開催正式決定」のニュース。
振り返れば、冥王星が逆行から順行に戻ったのが10月3日、外惑星は動きが遅いため影響は1ヶ月程度あるともいわれています。
冥王星は「破壊と再生」「権威や権威者」も表しますけれど、しかも今「国家」を表す山羊座にありますしね。もう決定していて絶対に変わらないだろうものが、鶴の一声(IOCね)で東京から札幌へ。関係者にしてみれば「ありえない!!」状況で、さぞかし驚きであったろうと思います。まさに大どんでん返しですよ。
さらに心痛む「首里城焼失のニュース」
なんでも星に繋げるのは不謹慎かもしれないですが・・・一応星読みなので。
首里城は琉球王国の文化的歴史的象徴。トランジットの冥王星と土星は「国家」や「歴史」「伝統文化」を表す「山羊座」にあって、天秤座にある火星ときっちりではありませんがスクエアのハードアスペクト。火星も天秤座では本来の威力を発揮しにくい場所なのですが、「異文化交流」や「紅型に代表されるような華やかでカラフルな琉球王朝」はなんとなく天秤座的な場所とも思えます。火星は文字通り「火」も表しますので、そこでハードアスペクトとなると・・・しかもこの日は蠍座の水星と金星がぴったりコンジャンクション。蠍座はサブルーラーが火星ですので、「火」のパワーが強まったのでしょうか?
ひよっこ星読みがイメージできるのはこのくらい。
そんなことよりも、沖縄のかたが「心の拠り所」としていたシンボルがなくなってしまったことに、心よりお見舞い申し上げます。
深い悲しみが癒えるのには時間がかかることでしょう。
実は私も過去、思春期に生家を火災で焼失しています。全焼でしたので、私や家族がそれまで大切にしていた「物」はその時全て無くなりました。価値観が変わった瞬間です。
燃え盛る首里城の映像や鎮火後の廃墟の映像は当時のことが思い出されて、やはり胸に刺さります。と同時にあの時、遠方にも関わらず駆けつけてくれた友人達の友情や、地域の方々の温かいご厚意、援助によって私達家族が助けられたことも思い出され温かな気持ちにもなりました。そして、その後無事再建。
「過去」の痛みや経験、同時にその時の喜びや幸せな感情を思い出すのも、蠍座水星での逆行的。蠍座は「先祖」や「継承するもの」も管轄ですので、「生家」に関しての衝撃的な思い出を今思い出すことも、私自身、こうして宇宙と自分がリンク、シンクロしているな~と感じています。
どれほど「大事なもの」であったかは、本当に失くしてみなければわからないものです。
そしてそこからの新たな学びも。
台風や災害で家や家族、友人、恋人を亡くされたかたも、ある意味同じ経験ともいえるでしょう。
人は生きている限り「立ち上がり」「復活し再生する」
そしてもう一度「心の拠り所」と出会うのです。もしかしたら求める限り何度でも。
首里城もまた再建に向けての動きがもうすでに始まっているとか。
蠍座は「復活」の代名詞。いつの日にかその美しい姿を見せてくれると信じましょう。
紅葉の美しい季節も霜が降り始めると落ち葉となり、美しい葉は地中へ。
木々も次の春に向けての準備に入ります。
自然界は常に「生と死」「破壊と再生」の繰り返し。
葉を落とさなければ、次の季節に芽吹かず成長がありません。
逆行の話に戻りますが、蠍座のサブルーラーは火星でもありますので、隠されていいた激しい「情熱」「欲望」抑え込んでいた本当に欲しいもの、やりたいこと、欲しい関係などに焦点が当たる場合も。また、これらを取り戻すチャンスでもあります。
ご自分のホロスコープをご存知のかたは、蠍座が自分のどのハウスに入っているかで
「復習」や「見直し」「再生」がクローズアップされる部分がわかると思いますよ。
(個人によってもちろん違いますので)
ここまで読むと、なんだか蠍座での逆行って怖いわ~!!!と思われたかたもいらっしゃるかもですがw
蠍座も逆行も「リベンジ」が得意中の得意♡ということは!「リベンジ」が2倍。笑
「再生」「復活」の大チャンス期間でもありますので、「やり残したこと」「やってみたかったこと」に再チャレンジしたり、過去の切れてしまったはずのご縁を復活したいというかたにはオススメ期間なんですよ。
蠍座新月でもお話したように「復縁」や「復活愛」「再婚」を望むかたにも大チャンスの期間です。ただ、この場合、本音で本気で望むものでなければなりません。
どちらかといえば、全くのご新規の出会いというよりは、過去に出会っている人とのご縁がスムーズに進展しそうな期間でしょうね。
人間関係、恋愛関係においても、数年ぶりの懐かしい人に偶然再会したり、元カレ元カノとばったり再会なんてこともあったりします。
なにか過去に後悔した思いや痛みがあるかたは、それが思い出されて胸が痛む場合も中にはいらっしゃるかもしれませんが、その時になにをどう感じるかで、昔の自分よりもずっと成長している自分に気づくはず。
その上で再会した方々とのご縁を今後どうするか、自分の本心に尋ねてみましょう。
いずれにしても「恐れや不安」から選ぶ選択ではなく「自分らしく」「心が喜ぶ」選択をいたしましょう。
そうそう、蠍座での水星は普段の水星らしかぬ動きにはなりますが、水星をルーラーにお持ちの双子座、乙女座のかたは、やはり影響が出やすいかと思いますのでお気をつけくださいね。
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